俳優・女優
テレビや映画で活躍する俳優・女優にとって、日本だけでなく、ハリウッドをはじめとする世界のエンターテイメント業界で活躍するためには、英語は必須のスキルでしょう。
インターナショナルスクールに通っていた俳優をまとめました。
鈴木杏樹(すずき あんじゅ)
1969年9月23日生まれ
鈴木杏樹さんは、神戸のインターナショナルスクール「マリスト国際学校(MBIS)中・高等部」に在籍していましが、高等部在学中にCBSにスカウトされ、会社の意向でイギリスに渡りました。
イギリスでは学生時代に培った英語力を活かし、見事現地で歌手デビューを果たしました。
湾岸戦争を日本に一時帰国すること、そのまま現在まで日本で芸能活動を続けています。
鈴木杏樹さんが通われた「マリスト国際学校(MBIS)」は3歳児クラスから高等部までを擁する私立校で、1951年に創立されました。
水嶋ヒロ(みずしまひろ)
1984年4月13日生まれ
俳優の中でも国際派と言われる水嶋ヒロさん、小説家、実業家としても有名です。
小学校卒業までをスイス・チューリッヒのインターナショナルスクールで過ごしていた帰国子女で、帰国後は名門の桐蔭学園で学生生活を送りました。
チューリッヒという場所柄、水嶋さんはドイツ語堪能とのことです。
内田也哉子(うち ややこ)
1976年2月11日生まれ
芸能ファミリーの大御所と言えば、内田裕也さんと樹木希林さん、そして一人娘の内田也哉子さんです。
内田さんは幼少時に「西町インターナショナルスクール」に入学し、9歳にしてニューヨークへ1年間の留学をしました。高校時代にはフランス語を学びたいという思いからスイスのジュネーブへも留学をし、そのまま現地学校を卒業しています。
内田也哉子さんの3人のお子さんたちも、全員インターナショナルスクールに通っています。
長男、雅樂(うた):西町インターナショナルスクール→中学時代はスイス留学→高校からはアメリカへ
長女、伽羅(きゃら):都内のインターナショナルスクール→12歳からイギリス留学(中学はダウンハウス・スクール。
次男、玄兎(げんと):幼少期は家族でイギリス在住だったため、現地にある学校へ→帰国後は都内のインターナショナルスクールへ
長女と次男のインターナショナルスクールの詳細は不明ですが、全員「西町インターナショナルスクール」ではないかと言われています。
「西町インターナショナルスクール」は元麻布の一等地にある幼小中一貫の名門校です。
1949年の設立で、クラスは少人数制をとっており、受験の倍率が高いことでも知られています。
WASC認定とCIS認定を受けており、教育レベルも国際水準に合っています。
約35の国籍、470名の生徒が学んでいます。
宮沢氷魚(みやざわひお
1994年4月24日生まれ
宮沢さんの出身高校は「セントメリーズ・インターナショナルスクール」です。
カリフォルニア大学サンタクルーズ校」進学、その後「国際基督教大学(ICU)」の「教養学部に編入、同校を2017年に卒業しています。
「セントメリーズ・インターナショナルスクール」、1954年に創立されたカトリック系の男子校です。
50カ国の学生が集い、学問だけでなくスポーツにも力を入れています。
また、「国際基督教大学」、いえば、眞子・佳子内親王殿下(皇族)、小室圭さん、渡辺心さん(フィギュア選手)、多くの著名人が在籍していた超がつく名門校です。
小出恵介(こいでけいすけ)
1984年2月20日生まれ
小出さんは、大企業の重役である父親の仕事の関係でインドのニューデリーで小学校時代を過ごし、当時は日本人学校とインターナショナルスクールの両方に通っていたことです。
高校は日本きっての名門校「慶応義塾高等学校」、「慶應義塾大学」へと進学し卒業しています。
アーティスト
個を尊重し、多様性を推奨するインターナショナルスクールの校風は、才能に溢れるアーティストたちにとって、最高の環境ではないでしょうか。
インターナショナルスクール出身のアーティストを紹介します。
宇多田ヒカル(うただ ひかる)
1983年1月19日生まれ
出身校がインターナショナルスクールである芸能人として、よく名前の挙がる宇多田ヒカルさん。
アメリカで生まれ、その後もアメリカが日本を行き来した生活を送っていたことです。
日本では、「アオバジャパン・インターナショナルスクール」入学し、その後「清泉インターナショナルスクール」編入、芸能活動が始まってから「アメリカンスクール・イン・ジャパン(アシジ)」に転校しました。
「清泉インターナショナルスクール」は1962年に創立されたカトリックの女子校で、国際バカロレア認定校です。同校はほかにも多くの芸能人に支持されており、有名人の令嬢が多く通っているようです。
「アメリカンスクール・イン・ジャパン(アシジ)」50カ国以上の国籍、1,500名の生徒を抱えるスクールです。
大規模なスクールといえど教育がしっかり充実しており、名門校へ進学する生徒も多く実績があります。
m-flo(エムフロ)
高橋 拓(DJ)1974年3月29日生まれ
VERBAL(MC)1975年8月21日生まれ
LISA(ボーカル)1974年10月26日生まれ
3人組のユニットであるm-floは全員がインターナショナルスクール出身という異色のグループです。
まず1998年に「セントメリーズ・インターナショナルスクール」の同級生だった☆拓とVERBALが活動をスタートさせ、「清泉インターナショナルスクール」に在籍していたボーカルのLISAが加入しました。
「清泉インターナショナルスクール」は、言わずと知れた名門お嬢様スクールとして有名で、先述した宇多田ヒカルさんも在籍していました。
グループメンバーのひとりであるバーバルさんは、「セントメリーズ・インターナショナルスクール」アメリカの「ボストン・カレッジ」に進学し、同国の証券会社に勤めた経歴もあるエリートアーティストです。
青山テルマ(あおやま てるまる)
1987年10月27日生まれ
トリニダード・トバゴ人と日本人のクォーターである青山さんは、12歳まで日本で過ごしており、その間に「関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)」に通っています。
テルマさんの出身は奈良県ですが、当時は地元にインターナショナルスクールがなかったため、通学バスが発着する大阪の駅まで毎日自転車で通っていたという逸話もあります。
「関西学院大阪インターナショナルスクール」幼稚園から高校までの一貫校で在校生の国籍は約35カ国以上、教員の国籍はアメリカ・イギリス・オーストラリアを中心に約30カ国そろっています。
また、青山テルマさんは「上智大学」の国際教養学部の卒業生でもあります。
上智大学国際教養学部と言えば、オールイングリッシュの授業で学位を取得できることで有名です。
アスリート
スポーツ界は国内だけでなく世界的に活躍の場が広がっており、現地でインタビューを受けることもあります。
インターナショナルスクール出身のアスリートについて見ていきます。
鈴木 瑠奈(すずき るな)
1996年12月25日生まれ
プロスノーボーダーの鈴木瑠奈さんは、幼稚園からインターナショナルスクールへ通っています。
「上智大学」にはすべて英語による授業で学位を取得する学部やコース(英語教育プログラム)があり、国際教養学部はそのひとつです。
ご本人も、日本語よりも英語の方が気持ちの表現ができると言っている通り、英語は非常に堪能です。
高梨沙羅(たかなし)
1996年10月8日生まれ
女子ジャンプ選手の高梨沙羅さんは、北海道上川郡上川町出身です。旭川市の「グレースマウンテン・インターナショナルスクール(GMIS)」に進学して、その後は高認(高等学校卒業程度認定試験)に合格し、「日本体育大学」に飛び級入学しました。
ソチ五輪・個人4位、北京五輪・個人4位と優秀な成績を残しています。
「グレースマウンテン・インターナショナルスクール」小中高の一貫校で、全世界で7,000校以上の学校が導入している「A.C.E.教育システム」を採用しており、生徒一人ひとりのペースで学べるようになっています。
ダニエル太郎
1993年1月27日生まれ
テニス選手のダニエル太郎選手は、アメリカ人の父親と日本人の母親を持ち、ニューヨークに生まれ日本で育ちました。
文武両道を求めたご両親が日本中のスクールから「名古屋国際学園中学部」を選び抜き、ダニエル太郎さんは同校において学問に励み、テニスのスキルを磨きました。
その後は、父親の仕事の関係でスペインに移住する。
「名古屋国際学園(名古屋インターナショナルスクール)」愛知県内で唯一、国際バカロレアの全課程である、PYP(初等部)・MYP(中等部)・DP(ディプロマプログラム)が正式に認定されているスクールです。
2018年の時点で生徒の国籍の数は37カ国で、そのうちの80%が日本以外の外国籍です。
インターナショナルスクールに通っている有名人
世界水準の教育と、生徒のプライバシーが守られるインターナショナルスクールは、有名人にとって魅力的なオプションに違いはありません。
ここでは、有名人本人ではなく、そのお子さんが通ったインターナショナルスクールについてまとめます。
鈴木紗理奈(すずきさりな)
鈴木紗理奈さんの息子である莉音(りおと)さんは、幼稚園からインターナショナルスクールに通っていました。
イギリスのボーディングスクールは、格式の高い名門校が多く、学費が高いです。
同級生には、政治家や資産家の家庭の子息令嬢が集っていることも珍しくありません。
ダルビッシュ有・紗栄子(だるびっしゅゆう・さえこ)
メジャーリーガーのダルビッシュ有さんと、タレント・実業家として活躍する紗栄子さんには2人の息子さんがいます。
どちらのお子さんも日本では「セントメリーズ・インターナショナルスクール」に通っていると言われています。
小学生だった長男のイギリスへの留学が決まったタイミングで、紗栄子さんは家族で生活の拠点をイギリスへ移しました。
その後、同国でパブリックスクール(名門私立校)に息子さんを進学させています。
パブリックスクールという呼び方は、アメリカでは「公立校」のことですが、イギリスでは「名門私立校」のことを指します。
高岡早紀・保坂直樹(たかおか さき・ほさか なおき)
高岡早紀さん・保坂直樹さんは2人の男の子に恵まれました。
2004年の離婚後に、高岡さんは別のお相手との間に女の子を出産しており、計3人のお子さんがいます。
長男・次男共に、幼稚園から都内のインターナショナルスクールに通っているようです。
その後に2人ともハワイに留学しました。
「ハワイ・プレパラトリー・アカデミー」は1949年創立の幼稚園から高校までの共学校です。
ハワイの神話・言語やウミガメ調査など、ハワイならではのユニークなコースが用意されています。
安室奈美恵(あむろ なみえ)
安室奈美恵さんと元夫のサムさんのひとり息子・温大(はると)さんは、都内のインターナショナルスクールに通った後、高校からは「暁星国際高校」に転入しました。
都内のインターナショナルスクールは、江角マキコさんの息子さんと同じ「ケイ・インターナショナルスクール東京(KIST)」ではないかと言われています。
また、タレントの東野幸治さんも次女のインターナショナルスクール時代に安室奈美恵さんの息子さんと同級生だと公言しており、子ども間での親交があったようです。
「インターナショナルスクール東京(KIST)」は1997年に創立され、幼稚園から高校までの男女共学教育を提供しています。
全校生徒のうち日本国籍は約22%と国際色豊かな学園です。
まとめ
インターナショナルスクールは、世界的に水準の高い良質な教育が英語で受けられるとして注目されています。
これからインターナショナルスクールを目指す際に、ロールモデルの一例として参考にしてみてください。