インターナショナルスクールに必要な英語力は?親と子の目安を解説

空を見上げて笑う子どもたち

目次

「自分は英語が話せないけれど、子どもをインターナショナルスクールに通わせることができるのだろうか」と不安に思っている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言えば、保護者の英語力は入学条件に含まれておらず、幼児部であれば英語力がゼロでも入学できる学校が多くあります。ただし、求められる水準は入学する学年や学校によって異なるため、目安を知っておくと学校選びがスムーズに進むでしょう。

この記事では、インターナショナルスクールに通うために必要な英語力を、子どもと親の立場に分けて解説し、英語力に不安がある場合の学校選びのポイントを紹介します。

子どもに求められる英語力はどの程度でしょうか?

机を囲んで笑顔で学ぶ子どもたち

子どもに求められる英語力は、入学する年齢や志望校の基準によって大きく異なります。各課程ごとの目安と、英語力が不足している場合の対応策について、以下の4つの項目に分けて解説します。

  • 幼児部(プリスクール)は、英語力を問わないところが多い
  • 小学校部では、基礎的な英語力が求められます
  • 中等部・高等部では、より高いレベルの英語力が必要となる
  • 英語力が十分でなくても入学できる場合がある

順に見ていきましょう。

幼児部(プリスクール)は、英語力を問わないところが多い

幼児部(プリスクール)では、入園時の英語力を問わない学校が多く、一般的に英語がまったく話せない子どもでも入学できます。2歳から6歳頃は言葉を自然に吸収しやすい時期とされており、遊びや歌、先生や友達との生活を通じて、無理に教え込まなくても自然に英語を身につけていくことができるからです。

学校によっては、幼児部より上の学年でも英語力を問わない場合があります。例えば、OWIS(One World International School)では、Grade 5(10歳)までは、英語力や学力を理由に入学を拒否しない方針をとっています。まずは志望校の入学基準を確認することをお勧めします。

幼児の英語教育については、以下の記事もぜひご覧ください。

関連記事:幼児の英語教育のメリットとデメリットとは?始める前に知っておきたいポイント

小学校部では、基礎的な英語力が求められます

小学校部では、日常的なやり取りができる基礎的な英語力が求められるようになります。授業は英語で行われるため、先生の指示を理解するための「聞く力」に加え、簡単な読み書きや、自分の考えを伝える「会話力」が必要となるからです。

とはいえ、入学時点でネイティブ並みの英語力が求められるわけではありません。低学年のうちは、「日常生活の単語や簡単なフレーズが理解できる」程度を基準としている学校が多く、不足している部分は入学後の補習でサポートしてくれる学校もあります。求められる水準は学校ごとに異なるため、募集要項や説明会で確認しておくとよいでしょう。

中等部・高等部では、より高いレベルの英語力が必要となる

中等部・高等部では、英語で教科を学ぶための英語力が求められます。歴史や理科の内容を英語で理解し、レポートを作成し、発表や議論に参加する能力まで求められるからです。

高等部への入学や編入の際、筆記試験や面接に加え、英語の試験スコアの提出を求める学校もあります。学年が上がるにつれて入学のハードルは高くなるため、中等部以降の入学を考えている場合は、早めに志望校の要件を調べ、準備を始めておきましょう。

英語力が十分でなくても入学できる場合がある

英語力が求められる水準に達していなくても、補習プログラムのある学校であれば入学できる場合があります。

その代表的な例が、AEP(アカデミック・イングリッシュ・プレパレーション・プログラム)のような英語補習授業です。例えば、OWISのAEPでは、まだ英語力が十分でない児童が、通常の授業とは別に英語のレッスンを受けます。入学時のテストで習熟度を測定し、基礎から学ぶAEP 1から仕上げの段階であるAEP 3まで、3つのレベルに分かれて学習することが可能です。英語力を理由に諦める前に、志望校に補習体制があるかどうかを確認してみましょう。

親の英語力はどの程度必要ですか?

本や地球儀を広げて学習している様子

保護者の英語力は、ほとんどの場合、入学条件には含まれていません。ただし、入学後に英語が必要になる場面はあります。保護者が英語に関わる場面について、以下の2つに分けて解説します。

  • 学校とのやり取りに必要な英語力
  • 子どもの学習サポートに求められる英語力

学校とのやり取りに必要な英語力

学校とのやり取りにおいて、完璧な英語力は必要ありませんが、正直なところ、まったく英語が話せないとなかなか困る場面もあります。インタースクールでは、入学時の書類から始まり、お知らせのメール、持ち物や行事に関する連絡、保護者面談など、日常的に英語が使われます。

ただし、求められるのは流暢な会話力ではなく、「必要な情報を正しく受け取り、伝える力」です。メールや資料は翻訳ツールを使えば理解できますし、面談も事前に質問を用意しておけば乗り切ることができます。また、日本語対応の窓口を設けている学校であれば、緊急時や複雑な相談も日本語で済ませることができます。このように、英語が苦手であっても、適切なツールの活用と学校選びによって十分にカバーできると考えてよいでしょう。

子どもの学習サポートに求められる英語力

子どもの家庭学習を手伝う際も、親に高い英語力が求められるわけではありません。宿題の内容を確認したり、提出期限を把握したりできれば、日々のサポートとしては十分です。分からない単語や課題については、翻訳ツールや辞書を使えば、一緒に理解することができます。

むしろ大切なのは、親がすべてを理解して教えることではなく、分からないことを一緒に調べるような関わり方です。親が隣で英語を調べようとする姿勢は、子どもにとって学び方の手本となり、学習意欲を支える力となります。英語が得意ではない親だからこそできる関わり方だと、前向きに捉えましょう。

英語力に不安があるときに確認すべきインターのポイントは何ですか?

窓から光が差し込む、誰もいない学校の教室

英語力に不安があっても、学校選び次第で十分に対応できます。入学前に確認すべきポイントは、以下の3つです。

  • 英語サポートプログラムがある
  • 少人数制のクラスで、きめ細やかなサポートを受けられる
  • 日本語対応スタッフによるサポートを受けられる

それぞれについて詳しく解説します。

英語サポートプログラムがある

まず確認したいのは、英語力がまだ十分でない子ども向けの補習プログラムがあるかどうかです。AEPやESL(第二言語としての英語クラス)のような制度がある学校であれば、通常の授業と並行して英語の補習授業を受けることができます。これにより英語力を向上させ、入学直後に授業についていけず自信を失ってしまう事態を防ぐことができます。

確認の際は、「制度があるかどうか」だけでなく、実施頻度や期間、通常のクラスに合流するまでの流れ、追加費用の有無についても聞いておくと、入学後の見通しが立てやすくなるでしょう。

少人数制のクラスで、きめ細やかなサポートを受けられる

子どもの英語力に不安がある場合、クラスの人数も重要な確認ポイントとなります。少人数制のクラスであれば、先生が一人ひとりの理解度を把握しやすくなり、子どもが発言する機会も自然と増えるため、英語の授業についていきやすくなります。

見学や説明会では、1クラスの生徒数や、先生がどの程度まで生徒一人ひとりに目を配れるかを確認してみてください。

日本語対応スタッフによるサポートを受けられる

保護者にとっての安心材料となるのは、日本語で相談できるスタッフがいるかどうかです。日本語対応が可能なスタッフがいる学校であれば、緊急時の連絡や複雑な相談、手続きに関する不明点の確認などを日本語で行うことができ、保護者の英語力に対する不安を軽減することができます。ただし、日本語での案内資料やメール対応など、日本語サービスの充実度は学校によってまちまちです。

OWISには日本人スタッフが在籍しており、日本語での問い合わせに対応しています。見学や説明会などの段階で、日本語でどこまで相談できるかを確認しておけば、入学後のやり取りがどのようなものになるか、ある程度予想がつくでしょう。

インターナショナルスクールに通えば、英語力は本当に上達するのだろうか?

「インターナショナルスクールに通えば、本当に英語力が向上するのか」と疑問に思う保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。結論から言えば、英語力が伸びやすい環境ではありますが、注意すべきリスクもあります。

バイリンガル教育について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

関連記事:バイリンガル教育の魅力と家庭で実践できる工夫

幼児期から英語環境に身を置くことで、英語力が伸びやすくなる

学校生活の大半を英語で過ごすインターナショナルスクールでは、日本の一般的な学校と比べて英語に触れる機会が桁違いに多くなります。授業だけでなく、友人との会話や遊び、行事までもが英語で行われるため、「教科としての英語」ではなく、「生活の一部としての言葉」として身につくのです。

特に幼児期からインターナショナルスクールに通う場合、耳から入ってくる音をそのまま吸収できる時期に毎日英語に囲まれて過ごすため、発音やリスニング力が伸びやすいのが魅力です。学年が上がってから入学した場合でも、英語で考え、発言する日々を重ねることで、読み書きを含む実践的な英語力を伸ばしていくことができます。

日本語と英語の両方が中途半端になってしまうリスクもある

一方で、日本語が十分に発達していない段階で英語環境に入ると、どちらの言語も年齢相応に伸びない、「ダブルリミテッド」と呼ばれる状態になるリスクがあります。インターナショナルスクールでは日本語を学ぶ時間が極めて限られているため、漢字の読み書きや敬語、抽象的な語彙などは、意識して教えないと身につきません。

ただし、リスクは家庭のサポート次第で軽減できます。日本語の本を読む時間や、家族でじっくり話し合う時間を意識的に確保すれば、2つの言語をバランスよく育てることは十分に可能です。「学校では英語、家庭では日本語」という役割分担を決め、入学前から家庭の方針を定めておきましょう。

よくある質問

「FAQ」と書かれた積み木と虫眼鏡

インターナショナルスクールの英語力について、よくある質問にお答えします。

幼児部(プリスクール)では、英語力を問わない学校が多く、英語が話せなくても入学できるケースがほとんどです。小学部以降は学校によって条件が異なりますが、AEPのような英語補習プログラムがある学校であれば、英語力が十分でなくても入学できる場合があります。まずは志望校の入学条件を確認しましょう。

完璧な英語力を身につけておく必要はありません。ただ、英語の音に耳を慣らしておけば、入学後の適応がスムーズになります。絵本の読み聞かせや、英語の動画・音楽を日常に取り入れるだけでも、入学後の聞き取りやすさに違いが出てくるでしょう。

保護者の英語力は入学条件に含まれていないため、英語が話せなくてもお子様のインターナショナルスクールへの入学に支障はありません。ただし、学校からの連絡や保護者面談は英語で行われることが多いので、翻訳ツールを用意したり、日本語対応のスタッフがいる学校を選んだりするなど、あらかじめ対策を講じておくと安心です。

英語力に不安があっても、準備次第で十分に対応できる

インターナショナルスクールで子どもに求められる英語力は、入学する時期によって異なります。幼児部であれば、英語力がゼロでも入学できる学校が多く、小学部以降も、補習プログラムがある学校であれば、道が閉ざされるわけではありません。保護者の英語力は入学条件に含まれておらず、学校からの連絡や家庭学習のサポートについても、翻訳ツールと学校側の支援を組み合わせれば、うまく対処することができます。

大切なのは、英語補習プログラムや少人数制、日本語対応スタッフの有無といった観点から、ご家庭に合った学校を選ぶことです。親子ともに英語力に不安があっても、学校の受け入れ体制とご家庭の準備次第で十分に対応できます。

OWISは、大阪とつくばにキャンパスを構えるインターナショナルスクールです。英語補習プログラム「AEP」を提供しており、日本語での問い合わせにも対応しています。

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マスター管理者

大阪市生野区と茨城県つくば市にキャンパスを構えるOWIS・ジャパンは、3歳から18歳までの子どもたちにIB(国際バカロレア)認定の探究型教育を提供しています。多文化的な環境の中で、クリティカルシンキング、創造性、学習意欲を備えた、将来即戦力となる自立した思考力を持った生徒を育てています。当校の厳しい学業と人間形成への取り組みは、生徒がグローバルな舞台で活躍できるよう準備します。