インターナショナルスクールは何歳からがベスト?年齢別のメリットと選び方

校庭を歩く制服姿の子どもたちと先生

目次

「インターナショナルスクールに興味はあるものの、何歳から入学できるのか、いつから通わせるのがよいのか分からない」という保護者の方もいるのではないでしょうか。

インターナショナルスクールには、プリスクールを含めると1歳半頃から、小学校の課程なら5〜6歳から入学できます。ただし、何歳から通わせるのがベストかは、子どもの性格や家庭の方針次第です。

この記事では、インターナショナルスクールに入学できる年齢と学年の関係、年齢別のメリット・デメリット、入学時期を決める3つの判断軸を解説します。お子さんに合った入学のタイミングを考える材料として、ぜひご活用ください。

インターナショナルスクールは何歳から入学できる?

制服姿の小学生たちが笑顔で校庭を走る様子

インターナショナルスクールには、プリスクール(幼児部)を含めると1歳半頃から、小学校の課程からなら5〜6歳で入学できます。まずは課程ごとの受け入れ年齢を見ていきましょう。

インターナショナルスクールの概要や、進学のメリット・デメリットは次の記事で詳しく解説しています。

インターナショナルスクールとは?進学するメリット・デメリットを解説

プリスクール(幼児部)は何歳から入れる?

未就学児を対象に、英語で保育・幼児教育を行うプリスクールは、1歳半〜3歳頃から生徒を受け入れている学校が一般的です。入園時に英語力は問われず、遊びや生活を通じて自然に英語へ親しんでいきます。

日本の保育園・幼稚園との大きな違いは、1日の大半を英語で過ごす点です。保育園・幼稚園が日本語での集団生活を軸とするのに対し、プリスクールでは歌や遊びから、先生との会話まで英語が中心になります。受け入れ年齢や預かり時間には幅があるため、候補の園に直接確認するとよいでしょう。

小学校・中学校・高校は何歳から入れる?

小学校の課程には、5〜6歳から入学するのが一般的です。多くのインターナショナルスクールでは、5歳のKindergarten(年長相当)が初等教育の入り口となり、6歳からGrade 1(小学1年生相当)が始まります。中学・高校に当たる学年へも、途中からの編入で入学できます。

年齢と学年の関係を、OWIS(One World International School)の学年区分を例に整理すると次のとおりです。

入学時の年齢の目安

インターの学年

日本の学年

5歳

Kindergarten

年長

6〜11歳

Grade 1〜6

小学1〜6年生

12〜14歳

Grade 7〜9

中学1〜3年生

15〜17歳

Grade 10〜12

高校1〜3年生

※年齢は「9月1日」など、学校が定める基準日時点での年齢です(OWISの場合は9月1日)。誕生日によっては、日本の学年と1学年ずれることがあります。

イギリス式カリキュラムの学校ではYear表記になるなど、学年の呼び方は学校ごとにさまざまです。

インターナショナルスクールは何歳まで通える?

一般的なインターナショナルスクールは、高校卒業に当たる18歳まで通えます。多くの学校が5〜18歳の一貫課程を用意しており、卒業まで同じ学校で学び続けられます。

ただし、最終学年の呼び方と卒業年齢を決めるのは、学校が採用する学年システムです。

学年システム

最終学年

卒業時の年齢

アメリカ式

Grade 12

17〜18歳

イギリス式

Year 13

17〜18歳

IB(国際バカロレア)

DP(ディプロマ・プログラム)の2年目

17〜18歳

なお、開校から間もない学校では、高学年の課程を段階的に開設していく場合があります。例えばOWISの場合、大阪キャンパスでは現在3歳(幼児部)から14歳(8年生)までの教育を提供しており、毎年1学年ずつ拡大して2029年に12年生までの全学年がそろう計画です。

つくばキャンパスでは現在3〜12歳(小学6年生相当まで)の生徒を募集しており、2026年8月の中等部開講後は順次学年を新設していきます。検討中の学校で最終学年まで開設済みかどうかは、入学前に確認することをおすすめします。

年齢別に見るメリット・デメリット

ノートと青いボールペン

何歳から子どもをインターナショナルスクールに通わせるかを考えるときは、年齢帯ごとの特徴を知っておくと判断しやすくなります。入学のタイミングを以下の3つに分けて、メリットとデメリットを整理しました。

  • 幼児期(2〜3歳)
  • 小学校低学年(5〜8歳)
  • 小学校高学年以降(9歳〜)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

幼児期(2〜3歳)から通う場合

幼児期の入学先は、プリスクールやインターの幼稚部に当たります。早期英語教育をもっとも自然な形で始められる時期である一方、日本語力への配慮も欠かせません。

メリット

幼児期から通う主なメリットは、次のとおりです。

  • 英語の音を聞き分ける「英語耳」の育成や、ネイティブに近い発音の習得が期待できる
  • 「英語=勉強」という意識が生まれる前に、遊びや生活を通じて英語を吸収できる
  • 家庭だけでは難しい「1日を英語で過ごす」環境を用意できる

デメリット

一方で、次の点には注意が必要です。

  • 日本語に触れる時間が減り、語彙や表現の発達が遅れる場合がある
  • 長い時間を英語だけで過ごす生活が、心身の負担になる子どももいる
  • 通う期間が長くなる分、学費の総額が大きくなる

小学校低学年(5〜8歳)から通う場合

5〜8歳は、KindergartenからGrade 3頃に当たる年齢です。日本語の基礎ができ始めており、2つの言語の両立を図りやすい時期といえます。

メリット

小学校低学年から通う主なメリットは、次のとおりです。

  • 日本語で考える力がある程度育っているため、英語での学習を始めても2つの言語を混同しにくい
  • 授業が遊びや体験を中心に進む学年のため、英語への抵抗感が生まれにくい
  • 学習内容がまだやさしく、英語力を伸ばして教科の学習を行うことが可能

デメリット

注意したいのは、次の点です。

  • 入学直後は授業の理解に時間がかかり、本人がもどかしさを感じる場合がある
  • 漢字や作文など、日本語の読み書きは家庭学習で補う必要がある
  • 日本の小学校から転校する場合、友人関係や生活リズムの変化が負担になることがある

小学校高学年以降(9歳〜)から通う場合

9歳を過ぎてから入学する場合、Grade 4(小学4年生相当)以上の学年に入ることになります。学力と本人の意思が固まってくる時期なので、インターで学ぶ目的を理解した上で入学することが可能です。

メリット

小学校高学年以降に入学する主なメリットは、次のとおりです。

  • 日本語での思考力や教科の学力が身についており、すでに理解している概念を基に英語で学習できる
  • 本人が納得して入学を決められるため、目的意識を持って学び続けることが期待できる
  • 海外大学への進学を見据えた準備を、学校生活の延長線上で進められる

デメリット

次のような課題もあります。

  • 授業についていくための英語力が入学時から求められ、試験や面接への備えが必要になる
  • 発音の習得など、言語を柔軟に吸収する力は幼児期より下がる
  • 思春期の環境変化が心理的な負担になることがあり、日本の高校・大学を受験する場合はその対応も必要

入学する学年はどう決まる?

入学する学年は、誕生日だけでは決まりません。多くのインターナショナルスクールでは、カットオフデート(学年区切りの基準日)を軸にしつつ、英語力や学力も踏まえて最終的な学年を決めます。

カットオフデートの考え方は、日本の「早生まれ」と同じです。日本では4月1日を境に学年が分かれるため、同じ年に生まれた子どもでも、誕生日によって学年が1つ変わります。インターにも同じ区切りがあり、9月1日を基準にする学校が多く見られます。この場合、8月生まれの子どもは学年でもっとも遅い生まれとなり、日本の学年より1つ上のクラスに入るのが一般的です。ただし、基準日は学校によって異なります。

また、英語力に応じて学年を調整する学校も珍しくありません。入学予定の学年の授業についていくのが難しいと判断された場合、1学年下げての入学を提案されることがあります。最終的な学年は、過去の成績証明書、入学時のアセスメント(学力・英語力の測定)、面接などの結果から総合的に判断されるため、誕生日から想定した学年と違っても心配は要りません。迷ったら、候補の学校に直接相談しながら進めましょう。

何歳から始めるのがベスト?3つの判断軸

チェックリストに赤ペンでチェックを入れる様子

入学の時期に迷ったら、次の3つの軸で考えると整理しやすくなります。

  1. 子どもの性格との相性
  2. 学費を含めた長期的な資金計画
  3. 日本語教育とのバランス

それぞれ詳しく解説します。

1.子どもの性格との相性

1つ目の軸は、子どもの性格と学校の環境が合っているかどうかです。インターでは、自分の考えを発言したり、多国籍のクラスメートと関わったりする場面が日本の学校より多くなります。新しい環境に飛び込むのが好きな子どもなら早い時期から楽しめますが、慎重な性格の子どもの場合、日本語で安心して過ごせる時期を長めに取り、本人の心構えができてから入学する方が向いていることもあります。

判断に迷うときは、サマースクールや体験入学に参加して、子どもの反応を見てから決める方法がおすすめです。

2.学費を含めた長期的な資金計画

2つ目の軸は、卒業までにかかる学費を払い続けられるかどうかです。インターの学費は私立校の中でも高めで、何年通うかによって総額が大きく変わります。幼児期から高校卒業まで通えば15年前後、中学からなら6〜7年と、入学の時期によっては負担の差が数倍になることもあります。

途中で学費が続かなくなると、子どもは学習言語の切り替えを迫られ、大きな負担を背負うことになります。入学前に卒業までの総額を試算し、無理なく続けられる時期を選びましょう。

インターナショナルスクールの学費については、以下の記事をご覧ください。

インターナショナルスクールの学費は?内訳や無償化制度を解説

3.日本語教育とのバランス

3つ目の軸は、日本語の力をどう育てるかです。学校で過ごす時間の大半が英語になるため、日本語の読み書き、特に漢字や作文は家庭で学習を補う必要があります。将来、日本の高校や大学に進む可能性を残したい場合は、日本語での学習を並行させる前提で計画を立てましょう。

家庭でできる工夫としては、日本語の読書習慣づくり、日記や手紙を書くことの奨励、家族での会話の充実などが挙げられます。バイリンガル教育は学校任せでは完結しないため、家庭の役割まで含めて考えることが重要です。

よくある質問

FAQと書かれた木製ブロック

インターナショナルスクールの入学年齢について、よくある質問にお答えします。

もともとは、駐在員をはじめとする海外赴任家庭の子どもが中心でした。近年は、英語での教育やグローバルな学習環境を求めて子どもを入学させる日本人家庭も増えています。国籍や言語、文化的背景の異なる子どもたちが一緒に学ぶ、多様性のある環境が特徴です。

Grade 1は、一般的に6〜7歳の子どもが対象です。ただし、学校が採用するカリキュラムやカットオフデート(学年区切りの基準日)によって、対象年齢が変わる場合があります。正確な学年は、入学を検討している学校に直接確認しましょう。

WASCやCISなどの国際的な教育認定機関の認定を受けた学校で12年の課程を修了していれば、高等学校卒業と同等の資格があるとして日本の大学の入学資格が認められます。しかし、認定のない学校を卒業した場合は、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)の受験が必要になるケースもあるため、入学前に確認しておくと安心です。

お子さんに合ったインターナショナルスクールの入学年齢を見つけよう

インターナショナルスクールには、プリスクールなら1歳半頃から、小学校の課程なら5〜6歳から入学でき、高校卒業に当たる18歳まで通えます。入学する年齢によってメリットと注意点が異なるため、全員に当てはまる「ベストな年齢」はありません。子どもの性格、学費の計画、日本語教育とのバランスの3つの軸で考えると、ご家庭に合ったタイミングが見えてきます。

気になる学校が見つかったら、学校見学や説明会に足を運び、実際の雰囲気を確かめてみましょう。

OWISは、大阪とつくばにキャンパスを構えるインターナショナルスクールです。3歳の幼児部から生徒を受け入れており、英語力に不安がある子どもを支える「アカデミック英語プログラム(AEP)」も用意しています。

OWISの教育について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

学費の詳細は、各キャンパスの以下のページでご確認ください。

OWIS大阪の学費

OWISつくばの学費

日本のインターナショナルスクールについて詳しくはこちら

著者について
Picture of Master Admin

Master Admin

With campuses located in Osaka's Ikuno ward & Ibaraki's Tsukuba City, OWIS Japan delivers IB-certified inquiry-based education to children aged 3-18. We foster a multicultural environment where students grow into future-ready independent thinkers, equipped with critical thinking, creativity and a love for learning. Our commitment to rigorous academics and personal development prepares students to excel in a global landscape.