「子どもは英語がまだ全然できないけど、インターに入れるのかな」といった疑問を持っている保護者の方もいるのではないでしょうか。
インターナショナルスクールの入学条件は子どもの英語力だけでなく、国籍や保護者の英語力などの複数の要素が絡み合い、学校によっても大きく異なります。
この記事では、インターナショナルスクールに日本人が入れるかどうかから、必要な英語力、費用の目安まで、各条件を項目ごとに解説しています。
インターナショナルスクールとは?
インターナショナルスクールとは、英語を主要な教育言語として、多国籍の生徒が共に学ぶ教育機関のことです。もともとは在日外国人家庭の子どもを主な対象として設立されましたが、現在は英語教育に関心の高い日本人家庭の子どもも多く通っています。幼稚部から高等部まで一貫して通える学校もあれば、特定の学年のみ設置している学校もあり、構成は学校によってさまざまです。
一条校とインターの違い
日本の学校制度では、小学校や中学校など国が正式に認可した教育機関を「一条校」と呼びます(学校教育法第1条に由来)。インターの多くは一条校ではなく、各種学校または無認可施設として扱われています。
子どものインターへの入学を考える際に保護者が留意すべきは、卒業後の進路への影響です。一条校でないインターを卒業した場合、日本の大学入試の受験資格が認められないことがあります。ただし、WASCやCIS、ACSIなどの国際的な評価団体から認定を受けた学校で、12年間のカリキュラムを修了した場合は、国内大学への出願が認められています。インターを選ぶ際は、認定の有無だけでなく、12年間の一貫したカリキュラムが用意されているかも確認しておきましょう。
参照:文部科学省「大学入学資格について」
学校選びの基準:ACSI・CIS・WASCの国際認定とは?
インターを選ぶうえで知っておきたい指標のひとつが、ACSIやCIS、WASCによる国際認定です。いずれも学校の運営体制や財務状況、設備などの教育環境全体を第三者機関として審査し、一定の基準を満たした学校を認定校として公認する組織です。
ACSIやCIS、WASCはそれぞれ審査の対象や背景が異なり、どの機関の認定を受けているかによって学校の教育方針や国際的な立ち位置が見えてきます。IBなどの教育カリキュラムの認定とは別物で、学校全体の運営体制を審査する点が特徴です。志望校を比較する際は、認定機関の名称と併せてその内容も調べてみると、判断材料が増えるでしょう。
インターナショナルスクールの入学条件
インターナショナルスクールに入学できるかどうかは、英語力や国籍だけで決まるわけではありません。学校によって条件が大きく異なるため、項目ごとに確認しておきましょう。
日本人は国内インターに入学できる?
結論から言えば、日本人でも入学できます。ただし、学校の設立経緯によって受け入れ方針はさまざまです。
老舗のインターは在日外国人家庭や帰国子女を主な対象として設立されており、今も外国籍や海外経験のある生徒を優先する方針のところが多い傾向があります。一方、比較的最近開校した新設校では日本人家庭の受け入れを積極的に進めており、入学のハードルはやや低めです。
なお、多国籍な学習環境を保つために、日本人の比率をクラスの10〜30%程度に調整している学校もあります。OWIS(One World International School)は日本人家庭の入学を歓迎している学校の一つで、多様な国籍の生徒と共に学べる環境が整っています。
必要な英語力は?
英語力に関する入学条件は、子どもの学年と学校によって大きく異なるのが実態です。幼児・低学年では柔軟な基準を設けている学校が多く、学年が上がるにつれて求められる水準も高くなる傾向があります。子どもと保護者、それぞれの観点から確認しておきましょう。
子どもの英語力
幼稚部やプリスクール段階では、英語力をほぼ問わない学校がほとんどです。この時期は語学力よりも、新しい環境に馴染む力や好奇心が重視されます。
G1〜G2(小学1〜2年生相当)程度であれば、英語の経験が浅くても入学できる学校が多い傾向があります。一方、G6(小学6年生相当)以上では授業についていける英語力が必要で、入学時のテストや面接を設ける学校も少なくありません。
英語が未熟な段階での入学を検討するなら、プリスクールへの先行入学で環境に慣れさせておくのがおすすめです。なお、OWISではG5(小学5年生相当)までは、英語力や学力を理由に入学を断ることはなく、英語が初めてのお子さんも安心して入学できます。
親の英語力
インターでは、学校からの連絡や配布物、面談のやりとりが基本的に英語で行われます。日常的に英語のメールを読んだり先生と会話したりする機会が生じるため、保護者も一定の英語対応力が必要と考えておくとよいでしょう。
求められるレベルは学校によって異なります。伝統校では保護者面接が英語のみで行われるところもある一方、新設校では日本語対応スタッフを配置しているところが増えています。OWISではアドミッション担当者が日本語と英語の両方で対応するため、英語に不安のある保護者でも相談しやすいのが特徴です。
学費・費用の目安
一般的なインターの年間授業料は200〜250万円程度で、入学金や施設費などの諸費用を合わせると年間300万円前後になります。子どもをインターに通わせるには「世帯年収1,400〜3,000万円が目安」とも言われるように、相応の費用負担が伴います。
また、インターは原則として幼児教育・保育の無償化の対象外です。ただし、都道府県の認定を受けたプリスクールでは一部補助が適用されるケースもあります。例えば、OWISは幼児教育・保育の無償化対象校となっており、保護者が就労等の要件を満たせば月額利用料金の無償化補助が受けられます。
参照:こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化概要」
高等部では、文部科学省認定のインターナショナルスクールにおいて、授業料の実質無償化が適用されるケースもあります。
学費や無償化制度について詳しくはこちらをご覧ください。
入学試験の概要
インターの入学試験は、書類審査から始まり、適性検査、面接の順で進むのが一般的です。提出書類では志願書や成績証明書が求められ、適性検査で英語力や基礎学力がチェックされます。最後に子どもと保護者が参加する面接が設けられており、学校の教育方針への考えを問われることもあります。
選考の内容や順番は学校によって異なるため、事前に各校のフローを把握しておくのが良いでしょう。詳しい試験内容や準備の進め方は、以下の記事で解説しています。
入学条件を理解して、わが子に合ったインターを選ぼう
インターへの入学条件は英語力や費用だけでなく、学校の方針や国際認定の有無によっても大きく異なります。「どんな環境でわが子に学んでほしいか」を軸に、各校の条件を照らし合わせながら学校を選んでいきましょう。
OWISでは、G5(小学5年生相当)まで英語力・学力を理由に入学を断ることはありません。アドミッション担当者が日本語と英語の両方で対応しており、インターが初めてのご家庭でも相談しやすい体制を整えています。多国籍な生徒が集まる環境で、日本にいながら国際的な視野を育てられるのが強みです。
また、国内のインターと比べてリーズナブルな学費となっています。詳細は大阪・つくばそれぞれのページでご確認いただけます。
よくある質問
インターへの入学を具体的に考え始めると、学費や英語力の基準、制度面などに関する、さまざまな質問が浮かんでくるものです。ここでは保護者の方からよく寄せられる質問に回答します。
インターナショナルスクールに通うには親の年収はいくら必要ですか?
一般的には、世帯年収1,000万円以上が目安です。インターの年間授業料は200〜250万円程度で、入学金や諸費用を合わせると年間300万円前後になるからです。ただし、学校によって学費は大きく異なります。OWISのように国内のインターの中でも手頃な学費の学校もあるため、気になる学校の公式サイトや説明会で詳細を確認してみましょう。
インターナショナルスクールは誰でも入れますか?
日本人でも入学できる学校は増加傾向です。英語力や国籍などの条件は学校によって異なりますが、特に新設校では日本人家庭を積極的に受け入れており、英語力の基準も柔軟なところが多く見られます。OWISはG5(小学5年生相当)まで英語力・学力を理由とした入学拒否は行わないため、英語が初めてのお子さんでも入学しやすいといえます。
インターナショナルスクールの受験資格は?
主な条件は子どもの英語力、国籍や海外在住歴、保護者の英語対応力の3点で、学校や学年によって求められる水準が異なります。外国籍の生徒や帰国子女を優先する学校もあるため、事前の確認が必要です。低年齢での入学では条件が緩い傾向があり、幼稚部やプリスクールでは英語力をほぼ問わない学校も多くあります。まずは志望校に直接問い合わせ、最新の条件を確認しましょう。
インターナショナルスクールは無償化の対象ですか?
基本的に幼児教育・保育の無償化の対象外です。ただし、一部の施設は対象になります。例えば、OWISは幼児教育・保育の無償化対象校として認定されており、保護者が就労等の要件を満たせば月額利用料金の無償化補助(月額3万7,000円を上限)が受けられます。
認可外保育施設の基準を満たしているかどうかは施設によって異なるため、通わせたい学校や自治体に事前に確認しておきましょう。


